タクシードライバーの長期休暇
またタクシードライバーの有給休暇の取得に関しても同時に気になる方は多いでしょう。
「休みが取りやすいのがタクシードライバーになった理由」
という方も非常に多いんですね。
中には毎年必ず、長期休暇を作り海外旅行に行くというドライバーも。
歩合給の割合も多いタクシードライバーは有給休暇の取得に関して、いっぱんてきな 会社員とは給与面などで違いもあります。
ここでは、タクシードライバーの長期休暇、有給休暇の取得などについてみていきましょう。
タクシードライバーは10連休の長期休みも取得可能!
まず、タクシードライバーは確かに長期休暇を取りやすい仕事です。
有給休暇の取得もしやすいタクシー会社が多いです。
これって、一般的な会社に勤務している方からすると、非常に羨ましい!と感じる方も多いのではないでしょうか。
タクシードライバーとして働く方の中には、
「公休+有給休暇の取得で10連休を作り、海外旅行へ行く」
という方もいます。
私が以前勤務していた会社(IT関連)は、有給休暇の取得はまず難しかったです。
退職する際も、ほとんど有給休暇は使えませんでした。
有給休暇の取得が出来るのは病気でどうしようもなく休む時くらいです。
チームで仕事をしますし、プロジェクトが忙しかったためというのが一番の理由です。
終電で帰宅出来ない日もあるような仕事をしている中で、有給休暇は取るのはやはり難しいといえます。
有給休暇の取得について、上司に言える雰囲気もありませんでした。
タクシードライバーはよく言われますが、基本的には一人での仕事です。
個人ベースで仕事をしますから、有給休暇の取得をしてプロジェクトが止まるといったこともありません。
そのため、気兼ねなく有給休暇を申請しやすいタクシー会社が多いのです。
10連休はさすがに長い長期休暇ですから計画して取得することになりますが、3連休などは比較的作りやすいといえます。
趣味の時間、家族と過ごす時間をしっかり取りたい、といった方の場合には自由度が高い点は、タクシードライバーになる大きな魅力となるのではないでしょうか。
家族の介護の時間を取りやすくするためにタクシードライバーになる方もいらっしゃいます。
(実際に知り合いにそうした方がいます)
連休を作りやすい仕組み、タクシー運転手の勤務体系
長期休暇、普段の連休(2連休、3連休)を作りやすい秘密は、タクシー運転手の勤務体系にあります。
タクシー運転手の勤務体系は3つあります。
連休を作りやすいのは「隔日勤務」です。
タクシードライバーに最も多い働き方、といえます。
昼日勤
昼日勤は文字通り、昼間だけ働く勤務形態となります。
一般的な会社員と同じような時間帯に働くことが出来ます。
例えばタクシー会社によって異なりますが、
- 朝7時~夕方16時
- 朝8時~夕方17時
といった勤務の中で、休憩を1時間取る、といった働き方です。
夜勤が出来ない方にはちょうど良い働き方が出来ます。
また特に女性ドライバーが昼日勤での採用が多いといえます。
長時間勤務が辛くなってきた高齢ドライバーにも働きやすい勤務形態となります。
勤務日数は月に22~24日となりますので、連休を作るのは少々難しいといえます。
夜日勤
夜日勤は昼日勤とは逆に、夜間のみ勤務する働き方です。
夜間は稼ぎ時ですから、高収入を得やすいという特徴もあります。
休憩1時間を挟み夕方6時、7時から勤務で午前3時などに帰庫といった働き方で、勤務日数は月に22~24日となります。
昼日勤と同様に、連休を作るのは少々難しいといえます。
隔日勤務
隔日勤務は多くのタクシー会社では主流の勤務形態です。
この隔日勤務により、タクシードライバーは連休を作りやすくなっています。
例えば、
朝7時~翌日朝3時までの勤務(3時間の休憩含む)
明番で休み。
朝7時~翌日朝3時までの勤務(3時間の休憩含む)
明番で休み+公休。
といった働き方となります。
1日 隔日勤務
2日 明番(休み)
3日 隔日勤務
4日 明番(休み)
5日 公休
6日 隔日勤務
7日 明番(休み)
8日 隔日勤務
9日 明番(休み)
10日 公休
といったような勤務パターンで連休が発生します。
1回の勤務時間は20時間前後と長くなりますが、明番(出勤翌日の休み)+公休があるため連休が作りやすくなります。
これに有給休暇を加えることで、かなり自由に連休を作りやすいのがタクシードライバーの働き方の特徴といえます。
明番は次の勤務に向けて体調を整えることも必要ですし、どうしてもタクシーの乗車時間が長くなりますから運動をする時間をとったりなども必要でしょう。
もちろん睡眠時間も必要です。
とはいえ、一般的な会社員よりも休日は多いですから、趣味の時間や旅行、家族の時間は格段に取りやすいといえるでしょう。
明休と公休を含めると月の休みが18~20日となります。
3連休を比較的自由に取りやすい仕事、というのは滅多にありません。
そういった自由度の高い働き方を希望される方には、タクシードライバーは向いているといえます。
タクシードライバーの有給休暇
タクシードライバーの有給休暇については、特徴があります。
有給休暇の付与については、法定通りです。
入社後6カ月経過し、そこまでの出勤率が80%以上経過すると10日間の有給休暇が発生します。
その後、1年経過するごとに1日ずつ増えていきます。
先ほどもありましたが、タクシードライバーは個で働く仕事です。
運転手同士のコミュニケーションなどもありますが、基本的には1人で完結する仕事のため、有給休暇の取得については自由にどうぞ、といった雰囲気があるタクシー会社が多いといえます。
隔日勤務+有給休暇で連休を取りやすい
タクシードライバーとして半年勤務すれば、有給休暇が付与されます。
隔日勤務は元々連休が発生する仕組みです。
「明番+公休+有給休暇」
といった形で、連休を作りやすくなっています。
趣味の時間をしっかり取りたい、毎年長めの旅行に行きたい、といった方にはとても働きやすい仕事といえるのではないでしょうか。
勤務に自由が利きやすいため親・家族の介護のためにドライバーになる人も多いです
ここまで見てきましたように、タクシードライバーは勤務に比較的、自由が利きやすい仕事です。
忙しい会社員の方は、毎日のように終電近くまで働いている方も少なくないでしょう。
残業削減、定時帰宅が主流の今の時代、そうした働き方も減りつつあるとは思いますが、現実的に帰りたくても帰れ無い・・・と言った激務の職場もやはりあります。
タクシードライバーは法律で労働時間が定められていますから、ブラックな働き方にはなりません。
タクシードライバーの働き方をしっかりと理解した上で、就職や転職をされると働きやすさのメリットを享受できるといえるでしょう。
注意点はタクシー会社により異なる有給休暇中の給与
ただし、タクシードライバーの有給休暇取得に関して大きな注意点があります。
それは、
「有給休暇中の給料」
に関してです。
タクシードライバーの給与は歩合給が大きな割合を占めます。
固定給で働く会社員の場合には、給与が決まっていますから有給休暇の間も同じ給料が保証されます。
しかし、タクシードライバーは違います。
タクシー会社によって扱いが異なりますが、有給休暇取得前の一定期間の給料を平均して、その8割を支給などとなります。
そのため稼ぎが少ない時期に有給休暇を取得すると、月収が思ったほどの金額にならず、生活が厳しくなる・・・といった可能性もありますので注意が必要です。
逆に言うと、仕事のコツを掴み、歩合で稼げるようになってから有給休暇を取得すれば、月収しっかり確保して生活が厳しくなる事なく長期休暇を取りやすくなります。
タクシードライバーは他の職種と比べて、長期休暇を取りやすい仕事と言えます。
しっかりリフレッシュしながら、働けるという面はとても魅力的に感じられるのではないでしょうか。
タクシードライバー 長期休暇、有給休暇について、まとめ
タクシードライバーは働き方に関していうと、他の職種と比較して、かなり自由度の高い働き方が可能な仕事です。
ドライバーの中には、前職がかなりの激務で限界で辞めた、という方も多いです。
今の働き方は前と比べると楽で(人間関係も含めて)辞められないよ、というドライバーの方も多いのです。
今、新卒ドライバーも増えています。
若いドライバーは平均年収も高いといえますので、有給休暇を利用して長期休暇を作り、しっかりリフレッシュをしてまた稼ぐ、といった働き方もありではないでしょうか。
ご家族のために時間の取りやすい働き方をしたい、といった方にもタクシードライバーは向いているといえるでしょう。
長期休暇、有給休暇の取りやすいタクシードライバーの求人を探すには
ただし、有給休暇や長期休暇に関しての考え方はタクシー会社により異なります。
安心した働き方の保証されたタクシー会社を選ぶことが重要です。
タクシードライバーの求人を探すには、それぞれのタクシー会社の実際の働き方を熟知したコンサルタントからアドバイスを受けて「希望の働き方」がしやすいタクシー会社を選んでくださいね。
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