タクシー転職 高収入は可能?
タクシー運転手への転職に限らず、転職を考える時「その仕事はどれくらいの年収を稼げるのか」ということは気になりますよね。
今の仕事よりも年収アップするのか、年収ダウンするのか。年収ダウンする場合の転職はお金が以外のやり甲斐、自由な時間が増えるといったことも重要です。
年収ダウンの想定範囲の金額も大切になります。
しかし、タクシー運転手へ転職をする方の中には高収入、高年収を実現するために転職、という方も増えつつあります。
近年、大学新卒のタクシー会社への就職も増えています。ホワイト企業という点も改めて注目されています。
タクシー運転手のイメージが変わってきています。
タクシー運転手に転職して高収入を稼ぐ人も増えています。
ただし、タクシー運転手として高収入を稼ぐには、いくつかのポイントがあるといえます。
タクシー運転手に転職して高収入を稼ぐ
タクシー運転手に転職して高収入を稼ぐことは可能です。
でも、タクシー運転手は薄給、年収が低いといったイメージをお持ちになっていた方は多いのではないでしょうか。
タクシー運転手は底辺の仕事、というイメージを持つ年代の方もいます。
でもイメージは徐々に変わってきているといって良いでしょう。
しっかり稼げる仕事ですし、若いタクシー運転手も増えています。
女性のタクシードライバーも増えていますよね。
メディアに掲載されるとき、内容は多くの人の興味を惹くように極端なものが多いです。
稼げないタクシー運転手。
もしくはタクシー運転手の平均年収の倍近くを稼ぐトップドライバーです。
平均年収を稼ぐ、平均的なタクシー運転手が取材されることはまず無いのでは、と思います。
タクシー運転手の平均年収と、中小企業の平均年収
平均年収と調べると、上場企業、大企業で働く高年収な方々も含まれるので平均年収は押し上げられています。
上場企業の平均年収は約600万円だそうです。
中小企業の平均年収と比べると、大きな金額差があります。
中小企業の平均年収は男性で350万円ほど、といって良いでしょう。
勤務先の企業規模によって基本的に年収アップしていきます。
20代の年収は250万円~290万円程度と言われています。
実際、手取り15万~18万くらいの方は多いのではないでしょうか。
私はもっと低かった記憶がありますが・・・。
では、タクシー運転手の平均年収はどうか、というとこちらの資料をいつも参考にしています。
参考:全国ハイヤー・タクシー連合会 平成30年タクシー運転者の賃金・労働時間の現況のまとめ
全国のタクシー運転手の平均年収は平成29年では、約348万円。
それに対して東京都のタクシー運転手の平均年収は約470万円です。
「タクシー運転手の年収は低い」
というイメージをお持ちの方も多いと思うのですが、大企業も含めた平均年収と比べると、それはやはり低い年収になります。
そもそも、比較してはいけないですよね。
大企業と中小企業の割合
日本の企業で、大企業の割合は0.3%だそうです。
中小企業は99.7%。
多くのタクシー会社も中小企業に含まれます。
ですからタクシー運転手の年収も、中小企業の平均年収として見ればそこまで低い給与では無い、といえます。
大企業も含めた平均年収と比較してはいけないのです。
タクシー運転手は歩合、稼げる仕事
タクシー運転手は努力すれば稼げる仕事です。
もちろん、地域によって稼げる、稼げないは条件としてありますから限界値はあるとはいえます。
タクシー運転手は歩合給です。
今はAB型賃金を採用しているタクシー会社が多いです。
「基本給+歩合給+賞与」
の給与体系です。
タクシー会社によって歩合率は変わりますが、稼げるドライバーにとってはもちろん歩合率が高い方が手取りが増えます。
60%以上のタクシー会社で働く場合、より高収入を実現しやすくなります。
もちろん就職、転職して1年目からバリバリ稼ぐ自信がある方も少ないと思いますから、最初は給与保証などがあり歩合給の割合も50%~60%の間で求人をお探しになる方が多いのではと思います。
しかし、それであってもタクシー運転手として高収入を稼ぐことは十分に可能です。
日本交通、入社1年目の平均年収
ちなみに、タクシー業界大手、日本交通では未経験1年目の給与は、
~300万円 2%
~400万円 27%
~600万円 68%
600万円~ 3%
入社1年目の平均年収458万円だそうです。
大日本帝国と言われるタクシー大手4社はやはり高年収を得やすい環境にあります。
- 大和自動車交通
- 日本交通
- 帝都自動車交通
- 国際自動車(kmタクシー)
ですね。
いずれも新卒採用にも熱心ですし、引き続き30代、40代、50代といった中途採用にも力を入れています。
タクシー運転手として高収入を得たい、高年収を稼ぎたいといった場合にはタクシー会社選びはとても重要なポイントになります。
東京と地方のタクシー運転手の年収の差
タクシー運転手として転職して高年収を得たい!と思っても、地域によって大きくタクシー運転手の平均年収が変わるのが現状です。
関東エリアのタクシー運転手 平均年収
関東エリア(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、茨城県、群馬県)のタクシー運転手の平均年収をピックアップしてみましょう。
参考:全国ハイヤー・タクシー連合会 平成30年タクシー運転者の賃金・労働時間の現況のまとめ
神奈川県: 約395万円
埼玉県 : 約337万円
千葉県 : 約345万円
栃木県 : 約307万円
茨城県 : 約281万円
群馬県 : 約314万円
関東エリアの中で最もタクシー運転手として稼げるのが東京都となります。
タクシー運転手、平均年収200万円台の地域
対してタクシー運転手の平均年収が200万円台となる地域も多く存在します。
青森県 : 約234万円
岩手県 : 約257万円
福井県 : 約260万円
愛媛県 : 約256万円
高知県 : 約248万円
大分県 : 約233万円
など、全てをピックアップしてはいませんが、地方では高年収を得るのが難しいエリアはやはりあります。
平均年収以上を稼ぐ!高収入を稼ぐタクシードライバーは地方にも
とはいえ、どの地方にも平均年収を超える売上げを上げるタクシードライバーはいます。
勤務先のタクシー会社にも売上げ上位常連のドライバーがいるでしょうから、転職後はコツなどアドバイスを求めると良いのではないでしょうか。
地方のタクシー営業は駅付けと無線配車が基本です。
しかし、稼ぐタクシー運転手は、流し営業もポイントを抑えていることが多いです。
対して、東京は流し営業が基本となっています。
ただ、タクシードライバーとして高収入を得るのであれば、その地方における都市部で働くのは大切な条件といえます。
利用客の差は、やはりありますよね。
実際、東京へ上京してタクシー会社に転職される方は多いです。
地方出身者はとても多いということですよ。
タクシー会社も社宅や寮完備、住宅手当などを手厚くしているところもあります。
タクシー運転手として成功したい、高収入を得たい、といった場合には東京都や横浜といったエリアで就職、転職をお考えになってみてはいかがでしょうか。
地方から都内のタクシー会社の情報を調べる際、
で求人情報の収集をすることが出来ます。
遠方に住んでいても、タクシー業界に詳しいコンサルタントが希望の働き方、条件にあったタクシー会社探しをサポートしてくれます。